宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演の”舞妓Haaaan!!!”。
終始ハイテンションな阿部サダヲが、舞妓さんとの野球拳を夢見てなんやかんやと頑張っちゃうコメディー。
・・・と思いきや、中盤以降はシリアスな場面も多く、見終わっての印象はイマイチ。駒子とキイチロウの設定はなんだかなぁ。あれなしでドタバタ喜劇の方が好きだなぁ。と思ったのが正直なところ。
クドカンは”木更津キャッツアイ ワールドシリーズ”についてのインタビューで、『「物語としてちゃんとした結末があってもいいんだ」って気付いた。』と言っていた。それまでは破綻させることを良しとしていた彼が、物語的カタルシスに目覚めたわけだ。
おそらく”舞妓Haaaan!!!”もその結果だろう。うまい具合にまとまっている。が、どうもそれが気に入らない。主人公の設定や活躍の仕方がファンタジックでハチャメチャなんだから、もうちょっとぶっトんだ話になりそうだったのに・・・。トびきらなかったなぁ、残念。
ま、舞妓さんがかわいかったからいいけど。
私も成り上がって御茶屋遊びをしてみたいもんだ。でも一見さんお断りだから紹介がないと行けないな。うむ。その節はどなたかご紹介しておくんなまし。ごきげんよう。