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"TURNING TIME AROUND"と題された全国ツアー。HARRYはもちろんボーカルとギター。そしてサポートギターが1人。 ストリート・スライダーズは大好きだったけどライブに行ったことはなかった。10年以上前にROSSOとロザリオスのイベント、"WEEKEND LOVERS"@福岡を観に行った時にソロになったばかりのHARRYも出てた。あれが僕の初HARRYだった。当時から1人でエレキギターを弾きながら歌うスタイルでカッコよかった。 あれ以来のHARRY。それも鹿児島で。しかも至近距離で。これが楽しみでなくて何が楽しみか。 7時過ぎ、HARRYとサポートギターのJimmyが登場。HARRY、意外と小柄。そして身体が薄い。ぺらっぺらのロック体型。それと当たり前のことなんだけど、歳をとったなって思った。あまり生命を感じさせないっていうか、なんか徳の高い僧侶みたいな。なんかそんな人に見えた。 でもギターをギャーンって鳴らして歌い出したらそんなちんけな印象は即ぶっ飛んだ。 まんまHARRYだった。あのしゃがれた声でぶっきらぼうな歌い方。変わらないHARRYが目の前にいた。 ソロになってからの曲を何曲か。ずっと追っかけてたわけじゃないから初めて聴く曲だけど全く関係なかった。ただただカッコよかった。 そして"のら犬にさえなれない"。スライダーズの代表曲。 昔はやらなかったスライダーズの曲を最近はかなりやってるってのは知っていたけど"のら犬にさえなれない"が聴けるなんて。贅沢の極み。 遊びすぎた夜はいつも 誰かを思ってる最高だなって思っていたら、今度は"ありったけのコイン"。 ありったけ コインかきあつめて大好きな曲。今でも不意にこの最初のフレーズを口ずさむことがある。 本当に最高だなって思っていたら、アコギに持ち替えた。 1stソロアルバムのラストを飾る曲、"Midnight Sun"。これは聴きたかった。一番聴きたかった曲。だけど最近のセットリストを見たらやってないっぽかったので半分諦めていた。だからものすごく嬉しかった。 サビの Yes I do,I'll follow the moonlightってフレーズに続く言葉に僕はどれだけ励まされたか分からない。 自分で店をしたいのに全然見通しがつかなかった時期、この言葉に何度も何度も何度も励まされた。 道さえあれば 十分だろう泣けた。あの頃を思い出して。あの頃から今までを振り返って。今を思って。 諦めずに信じた道を歩いてきたから今の僕はある。道さえあれば、あとは行くだけだった。HARRYが歌ってた通りだった。 ありがとう、HARRY。 そんな僕の感傷は置き去りにして、HARRYはロックをロールし続けた。 MCなんてなく。『サンキュー!』と『イェーッ!』しか言わず。 "Angel Duster"をコーラスなしで歌うもんだから、肝心の『Angel Duster』ってフレーズは僕らの脳内再生で。 途中でJimmyが下がってHARRY1人になった。この時のギターがまたカッコよかった。かき鳴らして歌って。2曲。 そして再びJimmyも一緒にロックンロールロールロール。 派手じゃなけど説得力に満ちたプレイ。HARRYの顔に刻まれた皺と同様の力強さを感じた。 そう、まさしく「今」のHARRYだった。昔の懐かしい曲やってますってわけじゃない、今のHARRY。 本編終了。 スライダーズの頃ってアンコールしなかったんじゃなかったっけ?って薄い記憶を辿りながら待ってた。 出てきた。HARRY1人で。アンコールあった。 そして言った。『日本の最高のロックンロールをやります。』 初めてまともにしゃべった。ギターをセットしてる間にいろいろ考えた。清志郎だったら"上を向いて歩こう"の流れだな。でもHARRYだしな。なんだろうな。やっぱスライダーズかな。 ギターを弾き始めた。僕のよく知ってるフレーズだった。とてもとてもよく知ってるフレーズだった。 え?は?いやまさか。僕にそう聴こえてるだけだろ。そんなわけないだろ。 そう思ってる間に前奏が終わって歌い出した。HARRYが。HARRYが歌い出した。 悪いのは全部 君だと思ってた僕が世界で一番好きなバンド、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの"世界の終わり"。 僕が絶対に聴き間違えるはずがない曲。最初のギターでウォーッ!てなる曲。 TMGEのデビュー曲。そして解散ライブ@幕張メッセで最後の最後にやった曲。僕もあの日あの場で観た。聴いた。演奏が終わってないのにチバはステージを下りていった。演奏が終わって、いつも全然しゃべらないギターのアベが笑顔で『ありがとう』って言った。 あの"世界の終わり"。 それをHARRYが。あのHARRYが。僕の目の前で。歌ってる。しかも『日本の最高のロックンロール』って。 わなわなが止まらなかった。自分の中のいろんな回路がまともに作動していなかった。ワンコーラス終わるまで、これは現実なのか夢なのか妄想なのか判然としなかった。 涙も出ないし立ち上がることもできなかった。踊るなんて全然無理。茫然自失とはこのことかと知った。 それくらい僕の中では奇跡だった。 ここ数年分の徳の積み重ねが一気に精算されたような、この先なんにもいいことなくても納得できるような、そんなレベルのこと。僕にとっては。 この瞬間を思い出せばなんでも乗り越えられる。本気でそう思えた。 あの場にいた誰よりも誰よりも誰よりも、あの瞬間は僕のためにあった。絶対に。 チバに電話したくなった。もちろん番号なんて知らないけど。 あんたの"世界の終わり"をHARRYが歌ってるよ!日本の最高のロックンロールだってさ! って伝えたかった。 天国のアベにも。あのイントロのカッティングを届けたかった。 もう1曲、Jimmyも一緒にスライダーズの"あんたがいないよる"で終演。 終演後、僕の好みを熟知している方と目が合うなり"世界の終わり"トーク。 世界が終わっても話し終わらない気がしたので、今度じっくり話しましょうって別れた。 居酒屋のカウンターで1人打ち上げ。茫然自失を引きずったまま。 とても幸せな茫然自失だった。 そしてその後は、ありったけのコインをかきあつめて、のら犬にさえなれない夜が続いた。 HARRY,Thank you!Yeah! MOJO,Thank You!Yeah! Yeah!Thank you!Yeah! ごきげんよう。
by water-mizu
| 2016-11-08 19:07
| 音楽
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