ルーベン・フライシャー監督、"ゾンビランド"。
新型ウィルスが瞬く間に広がってしまい、もはや地球上はゾンビだらけ。そんな中で大学生の【僕】は厳格なルールを決め、それを守ることで危険を回避して生き延びてきた。故郷のコロンバスへ向う途中、頑丈そうな車に乗った屈強で強面な男に出会い・・・。
『なんで観たの?』と問われたならば「なんとなく」としか答えようがない。huluのオススメのところにあったから、なんとなく。でもゾンビ映画ってそのくらいの感じで観るのに最適な気がする。
いきなりゾンビ。たっぷりゾンビ。食いちぎる肉が塊じゃなくて太い筋になってるところがポイント。
主人公の決めたルールがおもしろいし、これからもし僕らがゾンビと対峙することになった時に役に立つ。メモして貼っておきたいくらい。ルール1、まず有酸素運動が大事。デブは真っ先にゾンビの餌食になる。確かに!
ランニング桜島も近いし、これは真剣にランニングをせねばと思った。
主人公はゾンビはもちろんだけどピエロが怖いという。ふむ、私にとってのやまんばに等しいな。分かる。
そして主人公はテーブルを拭くふきんが怖いという。これは・・・。
これがなぜか分かってしまう。なんなら私、小さい頃に同じことを感じていたように思う。映画的にはコメディとしてのおもしろフレーズだったのかもしれないが、私も小さい頃にふきんが怖かった。理由は思い出せないけど。
そして中盤でまさかのあの人が登場。あのBM。このシーン、マジ最高。BM最高。いつまでたっても最高の存在だ、BM。
このシーンだけでこの映画を観てよかったと思った。
音楽は派手だしおねーちゃんたちはカッコいいし映画として楽しいし、オススメしてくれてありがとうhuluって思いながらエンドクレジットを眺めていてやっと気付いた。だからhuluはオススメしてきたのか!と。
ウディ・ハレルソンはもちろん分かっていたけど、もう1人のルールだらけの主人公も先日huluで観た"
グランド・イリュージョン"に出てた人じゃん!フォー・ホースメンのリーダーじゃん!名前観てやっと気付いたわ!ジェシー・アイゼンバーグ!もう覚えた(かも)!
なんなら"
ソーシャル・ネットワーク"のマーク・ザッカーバーグなのね。そうなのね。
いやー、顔と名前を覚えるのってなかなか難しいですなー。わっはっはー。(サービス業従事者ですがなにか?)
そんなことより私、今作でやっと分かったことがある。それはなぜにこうまで何作も何作もゾンビ映画が作られ続けているのかという理由。
ゾンビを倒すのに最適なものは何か?それは今作を含めたおおよそ全てのゾンビ映画が示している。銃だ。銃で頭を吹っ飛ばすのだ。それがゾンビの確実な倒し方だ。
となるとどういうことだ?ゾンビ映画に銃は付きもので、その存在意義はかなり大きいということだ。
てことはつまり?そう、ゾンビ映画ってのは銃の強さ、重要性を誇示するプロパガンダなのであーる!間違いない!
なんてことに気付いてしまったからには全米ライフル協会から消されるかもしれない。海を渡って刺客がやってくるかもしれない。おー怖。
ゾンビよりやっぱり人間が怖い。
ごきげんよう。