日曜日のThe Golden Wet Fingersのライブ@福岡ドラムロゴス。
オープニングは予想外の"鉄風船"。達也のアドリブから始まったなーと思ったら、そのまま達也が歌いだした。この始まり方からしてもうGWF。
2曲目が"ZEKKO"で、3人の轟音アンサンブルの一体感に痺れた。福岡まで来てよかったと切に思った。そしてなぜ前回のツアーに参加しなかったのかと後悔した。後悔した分、今日を楽しもうと決めた。
GWF、ライブがCDの7億倍カッコいい。もう超絶カッコいい。なんでこんなにカッコいいんだろう?って観ながら考えてた。
どの曲も3人のセッションから生まれてるからだな。だからパッケージングされる前のプリミティブな姿であるところのライブが、GWFにとっては最も光を放つ場なんだな。そりゃあ7億倍カッコいいわ。
しかもこれ延々聴けると思った。歌詞が支離滅裂で意味があるよなないよな歌が多い。(だからチバのマイクスタンドには珍しく歌詞タブレット(?)みたいなのが付いてた。本人たちも覚えにくいんだろうな。)この歌詞の訳分かんなさゆえに耳がストレートに音そのものに向かう。
歌詞に引っ張られて自分の中からこみ上げてくる何かがない分、轟音のカオスにぐいぐいと取り込まれていく。そして身体は自然と動く。この音楽、ダンスミュージック。それもロックンロールなダンスミュージック。
"死の塔の外伝"でチバが放ったフレーズが頭をよぎる。
これだけ衝撃的な破壊力と知的でチミツにアレンジするダンスロックバンド 俺は他に知りません 2015年春
まさしく!!!
と、さながらチバ大好きみたいな僕だけど、そしてそれは揺るぎない事実なのも認めるけど、このGWFに関してはちょっと話が違う。
ドラムロゴスって会場は段差があって、僕は至近距離の下段ではなく中段の前方で観ていた。なぜか?それはドラムの達也を観るため。そしてこの判断は正しかった。
中村達也、100点。達也、マジカッケー。
さすがに達也の前じゃチバも形なしだぜ、なんて思ってたら、アンコールの"Oh Yeah!それが答だ"でチバがギターを置いてハンドマイクで歌った。
ハンドマイクのチバ、100点。
途中のMCでチバがイマイに向かって『師匠!』って言い出して、このツアーで恒例になっているっぽい、イマイによるご当地なぞかけが始まった。
『九州一の、いや全国一の繁華街とかけまして』『チバユウスケとときます』『その心は・・・どちらもナカス(中洲・女を泣かす)』
確かに!つってゲラゲラ笑うチバ。まだあるでしょ!ってチバ。
『中村達也とかけまして』『福岡の名産とときます』『その心は・・・メンとタイコがいい(面と太鼓・明太子)』
イマイ師匠、100点。
そんな100点3人組GWF、ダブルアンコール"地獄のエルドラド"でライブ終了。ウー!ハッ!
観ている僕ら以上に、やってる3人の方がすげー楽しそうだったな。
次のツアーも絶対に参加しよう。願わくば鹿児島で。
ごきげんよう。
(GWFの写真はオフィシャルFBページから拝借しました。てへ。)