成島出監督、"ソロモンの偽証 前編・事件"、"ソロモンの偽証 後編・裁判"。
涼子はかつて通っていた中学校に教師として赴任することになった。校長に挨拶に行ったところ、【あの伝説】について訊かせてくれないかと請われ、話し始める涼子。話しは中学2年生のクリスマスの朝から始まる・・・。
テレビの地上波初放送ってので観た。前編後編と続けて観た。普段あんまりテレビでやってるのは観ないけど、これは観た。なぜなら前編と後編に分かれていて2本分だから。映画館で観るにしてもDVDを借りるにしても2本分だから。1本の映画なのに2本分の支払いが必要だから。これっておかしくない?どう考えても映画業界が儲けるためのシステムでしかない。そしてまたこのシステムの日本映画が最近多過ぎる。拝金主義も甚だしい。
ということを念頭に置きつつ観た。
主人公・涼子の中学生役の女の子が、大人役の尾野真千子と似てる。顔立ちじゃなくて髪質と毛量が。前からずっと尾野真千子の髪の毛多いよなーって思っていたから、私的にはそれだけでナイスキャスティングだと思った。
いじめ、ダメ、絶対!
ってのは当たり前として、え〜、テレビ放送だからCMの前後でやけに煽り文句が入るんだけど、それが『驚愕の』とか『感動の』とか、これから初めて観る側の楽しみを奪うことこの上なくて、あ〜、だから俺あんまりテレビでやってるの観ないんだなーってことに改めて気付いた。
いじめ、ダメ、絶対!
ってのは当たり前として、え〜、"前編・事件"を観終えたところで、ほら!やっぱり!って思った。ここで終了〜!って言われて誰が納得するよ。よく映画館で暴動起きなかったな。みんな寛大だな。"七人の侍"が休憩の前で終わりってなるようなもんだぞ。そんなのに他の映画と同じ対価を払わされるんだぞ。なんだそれ。
いじめ、ダメ、絶対!
ってのは当たり前として、え〜、なんだけどなー。んー。正直、柏木くんと樹里ちゃんにはシンパシーを感じられなかったなー。なんかなー。
いじめ、ダメ、絶対!
てのは当たり前として、え〜、みんないい友だちになれたんだろうな。大人になって一緒に飲んだりしてんだろうな。いいね、仲間。
てことで、まとめ!
いじめ、ダメ、絶対!
てのは当たり前として、え〜、前編後編で公開する日本映画が根絶しますよーに!
ごきげんよう。