浦沢直樹、長崎尚志著、"MASTERキートン Reマスター"。
考古学者で保険調査員で探偵の平賀・キートン・太一は探偵を廃業するつもりだったが、残務整理だのなんだのと言われて結局依頼を受けることに・・・。
タイトルに『Reマスター』とあるように、90年代に全18巻で完結した漫画の新作。ヨーロッパを舞台にした現在の人間模様と考古学的事象がうまいこと絡む1話完結の物語の数々。
相変わらずよくできているなーと感心する。
こんなのを読むと、なんで学生時代にもっと勉強しとかなかったんだろう!?って悔やんでしまってしょうがない。高校生の時は世界史を選択していたのに、不勉強がたたって全くもってなんにも覚えていない。残念至極である。
なのでこれを読むと全然知らなかったり忘れていた世界史なり考古学なりの一端を知ることになるので、なんだかちょっと賢くなった気がする。すぐに忘れてしまうから「気がする」だけなんだけどそれでもいい。
日本映画界、ガッチャマンとかルパン三世とかじゃなくってこれを実写映画化すればいいのに。