先日の"キングオブコント2014"、対戦方式がガラッと変わっていた。そしてこの方式じゃ問題が絶対に出てくるよなー。思い付くだけで2つはあるわ。・・・なんて思っていたら案の定その2つの問題(私判断)があった。
そんなお茶の間審査員の採点表。一騎打ち対決なので点数ではなく「○」を付けてる方が私が思う勝者。点数は実際の点数(準決勝で敗れた芸人101人が審査員)。
まずは決勝1回戦。
先攻:シソンヌ 54
後攻:巨匠 ○ 47
先攻:ラバーガール ○ 83
後攻:リンゴスター 18
先攻:バンビーノ ○ 58
後攻:さらば青春の光 43
先攻:ラブレターズ 7
後攻:犬の心 ○ 94
先攻:チョコレートプラネット ○ 80
後攻:アキナ 21
シソンヌと巨匠はダメキャラ対決。シソンヌの演技力がハンパない。で、あまりにも演技がガチ過ぎたので巨匠の勝ちにしたら実際の判定はシソンヌ。これは納得。
ラバーガールはとにかくボケの数を多く詰め込むM-1のナイツ方式。これは完全に勝ちにいってると思った。対するリンゴスターは決勝進出最年少で初のテレビ出演だけあって若々しい。ツッコミの彼は勉強し過ぎ、練習し過ぎだと思う。
バンビーノ、観終えた瞬間に優勝!だと思った。そしたら、さらば青春の光もなかなかおもしろい。はい、ここで問題点1。どっちもすごくおもしろいのに残れるのは1組だけってとこ。逆に言えば、おもしろくない2組で戦っても1組は残れるってこと。この2組はどっちもファイナルステージに残って然るべきだった。
ラブレターズはアンハッピーなネタで、これはネタの選択ミスではないかと。対する犬の心は芸歴17年の渋さがあった。「リバーシブル!?」がよかった。ただし、ここで問題点2。審査するのも芸人なので、事務所の諸々とか芸歴の諸々とかで、極端なえこひいきが出てくる可能性があるってとこ。さすがにこの点差はそういうことだとしか思えない。
チョコレートプラネット、観終えた瞬間に優勝!だと思った(2回目)。なんなら天才だと思った。ポテチ、開けて欲しいわぁ。アキナはラブレターズほどアンハッピーなわけじゃないけど、なんかイヤーな感じになるのはネタのチョイスが違うんじゃないかなーと。(去年の優勝者、かもめんたるを意識したのかな。)
正式な紙(広告の裏)に書いた実際のお茶の間審査員採点表をペタリ。
続いてファイナルステージ。これもまたシステムがおかしい。1組目が終わったら2組目がネタ。そしてここでどちらが勝者かを決めてから次の3組目がネタ。そしてここでどちらが勝者かを決めて・・・。
つまり完全に後からやる方が有利。印象に残りやすいんだから当然である。
くじで決まった順番は、1:チョコレートプラネット(宣言通りですばらしい) 2:バンビーノ 3:犬の心 4:ラバーガール 5:シソンヌ で、お茶の間審査員採点表。表記は1回戦と同様。
1:チョコレートプラネット ○ 83
2:バンビーノ 18
1:チョコレートプラネット 85
3:犬の心 ○ 16
1:チョコレートプラネット 61
4:ラバーガール ○ 40
1:チョコレートプラネット 27
5:シソンヌ ○ 74
優勝はシソンヌ。チョコレートプラネットが宣言通りにトップバッターで、2組目以降を打ち負かしていくっていう物語はちょっとよかったけど、採点する側がそれに引きずられているような気がした。最後のシソンヌが「最後だから強く印象に残ってる」ってレベル以上にすばらしかったので、優勝は当然だと思う。
正式な紙(意外と裏が真っ白の広告は少ない)に書いた実際のファイナルステージお茶の間審査員採点表。
これを見たシソンヌに声を出さずに『プロね。』って言われたい。ただのお茶の間審査員だけど。
ごきげんよう。