星野源の1st”ばかのうた”と2nd”エピソード”。届いた先週末からかなりのヘビロテ中である。1、2、1、2、2、1、2、1、1、・・・みたいな感じで1日が終わっても問題ないくらいヘビロテ中である。
耳に心地いい声と演奏がもたらす楽曲は日常と地続きのラブソング。フォーカスを当てているのが【今】だけじゃなく【ずっと先】だったりもするからおもしろい。その【ずっと先】ってのは爺さんになった時のことを想像してんだろーなーと思っていたら、本人がセルフライナーで【老人もの三部作】って言葉を使っていて、やっぱそうなんだって納得した。
老いての死別も含め、いろんな別れがあるけど、それとおんなじくらい、いや、間違いなくそれよりはたくさんの希望があるんだって歌ってる。ちょっとした毒を含ませてはいるものの、多くの誰でもが共感できる、あるあるな歌たち。
TVBrosで一緒に対談コラムを連載している細野晴臣が1stの13曲目、”ただいま”を作曲しているのは知っていたけど、歌詞カードに『「ばかのうた」ができるまで』ってコラムが載ってて、なるほどなー分かりやすいなーって思いながら読んでいたら、最後に【取材・文:
川勝正幸(エディター)】ってあって、そりゃそうかーと思いながら、なんだかグッときた。以下、川勝氏のコラムの最後を引用。
『ばかのうた』の意味や価値は、多くの名盤がそうであるように、作った本人の意思を超えて、現在の、そして、未来のリスナーたちによって徐々に膨らんでいくのではないだろうか。
どちらのアルバムの意味も価値も、私の中ではどんどん膨らんでいってる。2枚ともほんとーにいいアルバム。
ごきげんよう。