いろんな人の親子関係の話を聞く。親の立場からだったり、子の立場からだったり。大概いい話ではない。ほとんどが相手に対する愚痴や文句だ。
そんな話を聞きながら、ほぼ毎回思う。うらやましいって。
そんだけ相手に対して構っている、想いがあるってことだし、赤の他人に対して言える愚痴や文句なんて大した問題ではないからだ。どんなに深刻ぶったところで他人に話せるレベルのこと。愛情の裏返しってだけだ。
親が子にしなきゃならないことはたった一つしかないと思う。子が生きていく道標を探す手助け、これだけだと思う。
難しいのは、生きていく道標そのものを提示するわけではないし、一緒に探すわけでもないってこと。あくまでも主体は子であって、親は必要とあれば手助けをするだけの立場で抑えなければならない。木の上に立って見るのが【親】って、漢字はよくできている。
簡単に言ったら、親は子に構わなければいい。そしたら子は勝手に自分が生きていく道標を見つける。もしそれを探してる途中で助けを求めてきたら、その時は手を差し伸べればいい。でもその手はしばらくしたらまた離さなきゃいけない。ってのが親の正しいスタンスだと思う。
まあ、うちの場合、構われなかったってのもあるけど、そんなこと以上に助けを求められる状況じゃなかったってのもあったからか、自立心旺盛の度が過ぎてしまって、親も含めた家族とすらうまく輪になることができない。
自立の先の独立すらもずーっと通り過ぎて孤立?みたいな。はは。笑いごっちゃないんだけど。
別に何があったわけじゃなく、たまたま他人様のそんな話を続けて聞いたので、感じたこと思ったことを駄文にしたためてみただけ。特に悩んだり悔やんだり憤ったりしているわけじゃな・・・くもないか。まあ、ご心配なく。
そんなこんなで僕は今日も生きています。ごきげんよう。